不動産鑑定士のブログ 〜坂の上の雲〜

更新頻度が比較的高い不動産鑑定士のブログです。ためになる情報を発信していきます(たまに下ネタも。)。

大目標は10年に1回

こんにちは、城山です。

 

さて意外と長く続いた受験シリーズも、

今日が最後になりそうです。

 

www.buzzlife1a0312758.com

 

 

はじめに

 

結果として、二浪目の戦績は以下の通りでした。

早稲田政治経済学部合格

早稲田法学部:合格

早稲田商学部合格

早稲田教育学部:不合格

慶應法学部:不合格

慶應経済学部:合格

 

試験場を間違えた慶應法学部と、

準備してなかった早稲田教育学部

不合格でした。

 

目標としていた、

慶應をけって早稲田に入る。」

を達成しました。

 

高校3年生を含むと、

3年弱かかりました。

  

大目標は10年に1回

一つ言えることは、

大目標達成のために、

こんなストレスフルかつストイックな生活は、

10年に1回くらいしか無理なんじゃないか?

ということです。

 

なにか、大きな目標をかかげ、

それに向かって一生懸命努力するのは、

結構大変です。

 

誘惑もたくさんあり、

仕事や何かが忙しいこともあるでしょう、

体調がすぐれないときもあるでしょう、

 

そもそも、目標達成に向かって、

じっくり時間を確保し、

それを毎日継続することそのものが

難しいでしょう。

 

メンタル

そして、メンタルです。

思い描いたようには結果が出ない、

先が見えない、

結果が残せなかったら、

費やした時間やお金、

遺失機会コストなど、、、

強いメンタルを維持することが難しいです。

 

不動産鑑定士試験は、沢山の人が脱落します。

 

私は、試験勉強を途中で辞める人を、

たくさん見てきました。

 

私の会社でも、私以外の人は、

全員リタイアしました。

 

2浪目で一生懸命頑張ったのが、二十歳です。

 

不動産鑑定士試験合格に向けて

一生懸命頑張ったのが、

30歳くらいです。

 

つまり、

人間頑張れるのは、

10年に1回くらいが限界なのでは

ないでしょうか。

  

努力した人とそうでない人の違い

底辺から早慶に合格できるくらいの努力を、

鑑定士試験に合格できるくらいの努力を、

30年40年連続して重ねろって、

それは無理ではないでしょうか。

 

飲みにも行かず、

本来人間が生きる目的である生殖活動もせず、

文化的活動もせず、

人生楽しいのでしょうか?

 

10年に1回くらい、

思いっきり努力をして、、、

くらいが限界でしょう。

 

そもそも、

10年に1回も努力しない人がほとんどです。

 

まわりを見回してください。

弁護士試験や会計士試験、税理士試験に

打ち込んでいる人、どれくらいいますか?

 

普通の会社勤めをしていたら、

ほとんどいないはずです。

 

私も、2浪して大学生になり、

鑑定士試験勉強を全力で取り組み始めるまで、

10年かかりました。

 

人間の心というかメンタル的にがんばれるのは、

10年に1回くらいが限界かな、

そう思います。

 

もしいま、

試験勉強をしている人は、

むこう10年はこんな努力しなくてよい、

そう思えば、

がんばれるのではないでしょうか。

 

最近がんばってないな、そう思う人は、

最近いつ真剣に努力したか、

思い出してみるといいのではないでしょうか。

 

個人の底力

城山は、

鑑定士試験の勉強をしていたころの努力は、

もうしばらくはできません。

無理です笑

 

それくらい、がんばりました。

 

1回死ぬほど努力した人は、

努力してない人と比較して、

人間としての底力があるように

思えてなりません。

  

疑問

ここで疑問があります。

大学受験は、第一志望に不合格でも、

大学生になることができます。

 

鑑定士試験は資格試験なので、

不合格ならただの人です。

 

大学受験と資格試験の違いってなんでしょうか。

 

総理大臣は学歴は関係ない?

総理大臣を見てみてください。

 

むかしの首相の鳩山由紀夫氏は首相就任中、

思いつきでいろいろな発言を繰り返し、

海外の評論家や政府高官にLoopy(=お馬鹿)

と呼ばれてましたよね。

彼は日本の政治家の中で、

最高峰と言ってもいい学歴を持っています。

東大工学部を卒業し、

スタンフォード大学でPhDを取っています。

英語も堪能で、

なんとなく不動産鑑定士より

よっぽど優秀な気がします。

 

でも総理大臣としての結果は

どうだったでしょうか。

期待は見事に裏切られることになったのは

記憶に新しいでしょう。

 

腹案てなんだよ的な笑


鳩山氏の次に首相になった菅直人氏も、

ダメダメでしたよね。

彼は東工大の応用物理学科を卒業して、

原子力工学を勉強してたんですよ?

 

なのに、

福島第一原発事故の後処理も満足にできず、

最近は単なるイカれた反原発市民運動家ですよね。。。

 

学歴としては低い方の総理大臣

一方、

安倍首相は成蹊大学

麻生太郎学習院大学

官房長官は法政大学です。

 

偏差値で言えば、

鳩山や菅直人のほうがよほど上です。

なのに、

政治家としての偏差値は逆転しています。

 

だから、安倍政権は素晴らしい、

と言いたいわけじゃなくて、

どっちが安定した政権を維持したか、

というところにフォーカスしています。

 

というところで、

どこの大学に行ったかは、

人生にそこまで関係ない

ということはできそうです。

  

仮説ですが、

資格試験の合否は、

人生に結構関係あるんじゃね?

 

おわりに

もちろん、大学受験でも資格試験でも、

失敗したからといって、

人生にも負けたと言い切れる根拠が

あるわけではありません。

 

1点の違いによって、合格を手にした者が勝者で、不合格になった者が敗者なのか。そんなことあるわけない。もしたった1点の違いで、2人の人生に取り返しの付かない差が付いてしまうのだとしたら、それは社会の構造の問題だ。 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190310-00010002-hintpot-life&p=1

 

ただ、成功体験は、

その後の人生を豊かにしてくれるような

気がするのです。

 

大学だって早慶行っとけば、

大丈夫的な空気があるじゃないですか。

 

私は「慶應を蹴って早稲田に入る」

という目標を達成することができて、

その後の人生、

なんだってできちゃうんじゃないか

っていうくらい自信をつけました。

 

これは良くも悪くも作用して、

仕事などではとても良く作用するのですが、

対女という意味では悪く作用します。

これは別途書くとして、

 

成功体験を重ねる、ということは

人を強くします。

 

大学受験で成功できたから、

不動産鑑定士試験もきっと大丈夫だろう、

そう思えたから勉強したようなものです。

 

つまり私は成功体験が2回あるわけですが、

あと数年したら、

またなにか難しそうなことに

チャレンジしそうな気がするのです。

 

人間としての力量だけは、

スコアとして他人と比較することが

難しいです。

そんなテストがあったら

ぜひ受験したいものです笑

 

ただ、

成功体験は人生の勝敗とかはわかりませんが、

人生を左右します。

 

そして、

そのような人生を左右するような努力は、

10年に1回くらいが限界と思います。

 

いま受験勉強を頑張っている人は、

勝敗ではなく、

「人生を左右する」はずです。

資格試験は人生に結構影響するはずです。

 

がんばってください。

f:id:buzzlife1207:20190319085104j:plain

tokyo