不動産鑑定士のブログ 〜坂の上の雲〜

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野茂英雄への愛(野茂がビジネスパーソンだったら)

こんにちは、城山です。

 

 昨日はプロ野球ドラフト会議でしたね。

 

2018年 プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD | NPB.jp 日本野球機構 http://draft.npb.jp/draft/2018/

 

注目していたネオくんは、

4球団競合のすえ、

中日ドラゴンズが交渉権を獲得しました。

ネオくん、本当にいい選手ですね。

根尾 文武両道の秘密は読書 https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2018/10/26/kiji/20181026s00001173024000c.html

 

中日ドラゴンズ新監督の与田剛が引き当てました。


1992 与田剛 1


■1989年ドラフト会議

その昔、

与田剛は1989年のドラフト会議で、

中日ドラゴンズに一位指名され、

ドラゴンズに入団しました。

 

同じく1989年のドラフト会議で、

史上最多の8球団から指名された選手をご存知ですか。

 

野茂英雄です。

 

8球団の指名はいまだに破られていません。

(ちなみにドカベン山田太郎は10球団から指名されました。)

 

野茂英雄

幼い頃、ふらりと立ち寄った本屋で、

野球少年だった城山は、

衝撃的な表紙をした本にであいました。

親に頼んで買ってもらい、

何度も読み直しました。

「三振とったる」野茂英雄との出会いでした。

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三振とったる!

三振とったる!―奇跡のフォーク。野茂に何が起こっているか

 

30~40台ので、野球をしたことがあるなら、

ほぼ全員、トルネード投法のマネをしたことがあるのではないでしょうか。


石原さとみ、始球式でトルネード投法 『サントリー ドリームマッチ 2016』始球式

 

しかし石原さとみはかわいいですねぇ・・・

 

野茂英雄の話でした。

 

野茂英雄のキャリア(社会人)

高校を卒業し、社会人野球に進みました。

 

それまでは、

剛速球を投げるけど、コントロールが悪い投手

でした。

 

しかし、フォークボールを習得し、

メキメキと頭角を現します。

 

百万人に一人の剛速球を投げ、

百万人に一人の消えるフォークを操り、

百万人に一人のトルネード投法

 

その時点ですでに、地球上で唯一無二の存在でした。

www.buzzlife1a0312758.com


社会人風に言うと、

入社したての新人が、

誰も真似できない技術を習得してしまった

ということでしょうか。

 

プロ野球

1989年のドラフト会議で、

史上最多・前人未到の8球団から指名され、

近鉄バファローズへ入団しました。

 

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近鉄時代の野茂英雄

ステップアップの転職ですね。

 

新人時代の月給は約12万円ですが、

国内大手企業の近鉄に転職し、

月給が約100万円になります。

 

転職一年目、

野茂は驚異的というか、

異常な成績を残します。

 

投手としての栄誉だけでなく、

野球選手としての栄誉も総ナメにしてしまいました。

 

最多勝

最優秀防御率

最多奪三振

最高勝率

ベストナイン

新人王

沢村賞

MVP

 

これをビジネスパーソン風にいうと、

売上金額:第一位

コストカット金額:第一位

新規顧客開拓数:第一位

新規企画実現率:第一位

業界内優秀社員賞

最優秀新人賞

内閣総理大臣

紫綬褒章

 

こんな感じです。

しかも、

このような成績を毎年続けます。

 

■上司との確執

 

こんなに優秀な人材がいると、

お偉いさんや、

業界のベテランは、

それは面白いわけがありません。

 

監督が、

自由に裁量を持たせてくれる人から、

マイクロマネジメントしてくる人に代わりました。

 

非生産的、理不尽かつ高圧的な監督だったのではないでしょうか。

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次第に、

「この上司のもとでは働けない。」

「なんとかして逃げないと。」

と考えるようになりました。

 

めちゃくちゃ気持ちがわかります。

 

 

www.buzzlife1a0312758.com

 

■グローバル企業へ転職

そこで野茂英雄は、

ロサンゼルスに本社を置くグローバル企業に転職しました。

ロサンゼルス・ドジャースです。

 

既にグローバル企業で活躍できる能力を持っていた野茂です。

大活躍が始まりました。

 

当時のクリントン大統領は「野茂は日本からの最高の輸出品」と讃えました。

https://www.excite.co.jp/News/net_clm/20150519/E1431685470756.html

 

野茂は、その後、

数々のグローバル企業を経験し、

レジェンドとなりました。

 

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野茂英雄

その一方、
残された国内企業(近鉄バファローズ)は、

凋落の一途をたどり、

とうとう他社(オリックス)に吸収され、

消滅してしまいました。


■イノベーターとは

 野茂英雄は、

メジャーへの道を切り開いたパイオニアであり、

イノベーターではないでしょうか。

 

私は、

イノベーションを起こすのは、

個人の強烈なビジョンと、

そのビジョンに対して、

根拠が薄くとも強烈に突き進む推進力だと思います。

 

当時の日本球界は「鎖国」状態です。

その状態で、

海外に行きたい、

メジャーに行きたい、

監督の言うことはおかしい

 

そのように発言することは、

よほどのビジョンがないとできなかったでしょう。

 

下手したら殺されてしまいます。

 

いまの日本社会と近いものがあるのではないでしょうか。

 

例えば今、

親愛なる読者様の会社で、

新規事業としてこんなことがしたい

上司の指示はおかしい

 

言えますか?

 

新規事業も、どれだけ本気でやれるでしょうか。

 

走り出したとしても、

どんどん横槍が入り、

せっかくのクリエイティブなアイディアも、

成果物は凡庸なものになってしまったり。

 

上司の指示を覆したらどうなるでしょうか。

 

覆したとしても、

あいつは扱いにくいやつだというレッテルがはられ、

せっかくのクリエイティブな人材も、

組織に埋もれてしまうのではないでしょうか。

 

その点、野茂英雄は、

その圧倒的な能力で、

抵抗勢力をはねのけ、

自分の将来を切り開いていきました。

 

これは、すべてのビジネスパーソンが、

野茂英雄が引退したいまでも、

学ぶべきことがたくさんあるのではないでしょうか。

 

■おわりに

大谷も、ネオくんも、もちろん凄い選手です。

未来があります。

 

一方、野茂英雄には選手としての未来はもうありません。

 

でも、時間があるときに、

野茂英雄について調べてみてください。

 

野茂英雄 Official Site https://www.nomo-radiant.jp/

 

きっと、なにかの役に立つと思います。

 では。

 


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