不動産鑑定士のブログ 〜坂の上の雲〜

更新頻度が比較的高い不動産鑑定士のブログです。ためになる情報を発信していきます(たまに下ネタも。)。

親父の小言と若者たち

こんにちは、城山です。

 

前回の続きです。

 

www.buzzlife1a0312758.com

 

はじめに

最近のブログは

親父の小言みたいで、

超真面目

ですよね。

 

居酒屋の小便器の目の前に、

貼ってあった気がします。

 

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親父の小言

「準備を怠るな」

「1点をバカにするな」

「毎日同じことを繰り返せ。」

「戦地の確認を怠るな。」

「極端であれ。」

「目標は高く」

 

意識たけぇ~~~

 

自分で書いてても意識高いですね。

 

でも不動産鑑定士試験くらい難しい試験は、

意識を高く持たないと合格はできません。

 

当時と比べれば、

その意識はだいぶ下がった感は否めませんが

それでもほぼ毎日どうにかこうにかブログを更新し

自己肯定感を維持しています笑

 

2/27 午後

状況はこうです。

立教合格、ただし27の15時までに30万円入金必要。

ワセダ教育学部不合格

慶應経済(2/27PM)

 

ワセダの教育学部不合格から、

慶應経済の通知受領まで、

城山家には重苦しい空気が流れていました。

 

親にしたら、

「2年も浪人させてやったのに・・・金を返せ!」

とか

「あんなにがんばっていたのに・・・かわいそうに」

という怒りと哀れみが混在したような気持ちだったでしょう。

 

自分は、まだ信じていました。

慶應経済と、少なくとも早稲田の商学部は、

合格しているだろうという自信が少しは残っていました。

 

みんな全員がメンタル強者ではありません。

なかには、強烈に自己肯定感が高く、承認がなくても

ブレることがない人もいます。

 

そういうひとは、

本当にすごいと思います。

 

慶應経済の通知受領まで、たった数時間でしたが、

親父と気晴らしにキャッチボールをしたのを

覚えています。

 

慶應からの通知

とうじはテレックスという、

いまでは絶滅危惧種のような通知方式で、

慶應からの合否通知が届きました。

 

かなり昔は、合格したことを

「ハルキタル(春来る)」

という5文字でお知らせしていたとか、

ホントかどうか知りませんが。

 

さて、城山家にも、

慶應からのテレックスが届きました。

 

受け取って、

自分の部屋に戻って、

ゆっくりと開封します。

 

親は、ほんとうに緊張したでしょう。

どきどき、不安、絶望、希望、

もう混乱していたでしょう。

 

自分のコントロールできないところで、

家族の行く末が決まってしまうのは、

ほんとうに居心地が悪かったでしょう。

 

慶應の合否は・・・

ゆっくりとテレックスを開き、

合格者全員の受験番号が記載してあります。

 

自分の受験番号が、

合格者一覧の受験番号に記載してあるか、

照合します。

 

なんども何度も、見直します。

 

そう、不動産鑑定士試験に合格したときのように。

 

なんどもなんども、

 

合格者一覧の受験番号のなかに、

自分の受験番号があることを。

 

なんどもなんどもなんども何度も、

繰り返し繰り返し繰り返し繰り返し、、、

 

確実に合格している

 

自分の部屋から、

自分の受験番号が記載してあるテレックス

握りしめ、

一目散に親のもとに駆け寄り、

 

「おれ!慶應うかった!!!」

 

父、喜び雄叫びあげる

母、喜びと安堵でうずくまる笑

 

当時二十歳でしたが、

人生で一番嬉しかった瞬間と言っていいです。

 

その後、ありとあらゆる人に

慶應合格」

の連絡をして、

沢山の人達からお祝いの言葉をいただいたのでした。

 

本命はもちろん早稲田の政経なのですが、

三浪の回避が確実になったこと、

どこかで、慶應のほうが早稲田より格上だと思っていたこともあり、

喜びが爆発しました。

 

その夜は、

とっても美味しい夕食を

みんなでニコニコいただいたのでした。

 

翌日、早稲田の発表

早稲田の合否発表は、

電話で問い合わせて、

「0を押してください。」とか、

「受験番号を押してください。」とか、

いわゆる「電話応答システムによる入試合否案内」

です。

 

慶應合格から一夜明け、

もう慶應合格したから慶應でもいいかなぁ

なんてニヤニヤしていました。

 

でも、一応じゃないですけど、

ワセダが本命だったので、

朝起きて、

自宅で発表を問い合わせます。

 

なんと、

大本命の政治経済学部政治学科、

合格していました笑

 

ほぅ、合格か、と。

 

昨日の慶應合格で喜びきったこともあり、

あぁ、政経も合格か、と。

 

そんなもんでした。

 

親に言っても。

「あらそう。よかったね。」

「昨日、喜びきっちゃったから。」

と、嬉しいことには間違いないのですが、

リアクションは弱めです。

 

おわりに

世間は桜の時期が近づいてきました。

鑑定士試験は夏、合格発表は秋なので暫く先ですが、

体調など崩されぬよう。

 

君の行くみちは 限りなく遠い

だのになぜ 歯を食いしばり

君は行くのか そんなにしてまで


森山直太朗「若者たち」