不動産鑑定士のブログ 〜坂の上の雲〜

更新頻度が比較的高い不動産鑑定士のブログです。ためになる情報を発信していきます(たまに下ネタも。)。

【第354回】英国の学生の31%、大学は十分な価値がないと述べる

こんにちは、城山です。 


はじめに

 

今日は、大学についてです。城山は都内の私立大学を卒業しましたが、正直言って、「勉強した」とは言えません。サークル行ってバイトして飲んで終わった4年間だと言えます。大学にいってたくさんの人たちと交流したことで社会性は身につけたかな、と思います。

しかし、あーもったいないことをした!と言えます。勉強もそう、遊びもそう、もっといろいろやればよかったと思います。だから社会人になってから大学に入り直す人たちの気持ちもよくわかります。昔は親からの仕送りで、いまは身銭を切って大学にいく、そりゃ集中もしますよね。 
さて、海外ではどういう状況なんでしょうか。

 
31% of UK Students Say University Not Good Value

英国の学生の31%、大学は十分な価値がないと述べる

 

A survey has found that 31% of UK students believe that their university courses are poor or very poor value, up from 29% the year before. However, that number is not as high as the 34% who thought university was poor value in 2017.

 

ある調査によると、英国の学生の31%は大学課程の価値が低い、または非常に低いと考えており、前年の29%から増加した。 しかし、その数は2017年に大学は価値が低いと考えていた34%ほどは高くはない。

  

There are about 1.8 million undergraduate students in UK universities, and the Student Academic Experience Survey was taken by about 10,000 of them.

 

英国の大学には約180万人の学部生がおり、そのうちの約1万人に学生学術経験調査が行われた。

 

The survey also found that 39% of students were happy with the value of their courses, down from 41% the year before. And 64% said they would not change their school or course if they had a second chance — the same as the year before.

 

調査ではさらに、学生の39%が課程に満足しており、前年の41%から減少したことが分かった。 さらに64%は、やり直す機会があったとしても学校または課程を変更しないと述べ、前年と同じだった。

 

Students in Scotland felt they got the best value for their money, with 57% agreeing that university was good value, although this was down from 63% the year before.

 

スコットランドの学生は金額に見合う最高の価値を得られると感じ、前年の63%から減少したものの、57%が大学は十分の価値があることに同意した。

 

However, Scottish students can get their first university degree for free — and students from other parts of the UK have to pay if they go there just for university. For students in other parts of the UK, university costs up to $11,600 per year.

 

しかし、スコットランドの学生は最初の大学の学位を無料で取得でき、英国の他の地域の学生は、大学のためだけにそこに行くなら支払う必要がある。 英国の他の地域の学生の場合、大学の費用は年間最大11,600ドルだ。

 

Only 11% of students agreed that they had "life satisfaction," and just 14% said they were happy. Eighty-four percent of students agreed that universities should be able to contact their parents if there were serious concerns about a student's mental health.

 

学生のわずか11%が「人生への満足感」を得ていることに同意し、わずか14%が幸福だと述べた。 学生の84パーセントは、学生の精神的健康に深刻な懸念がある場合、大学は親と連絡を取れるべきだということに同意した。

 

 

 

 

 

 

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英国の大学のイメージ

 

 

 

調査結果について

What are your thoughts on the findings of this survey?

この調査結果についてどう思いますか。

 

日本の大学生のダメダメさがクローズアップされる昨今ですが、英国でも同様なのでしょうか。

日本の大学生がだめな理由、それは、大学に入ることが目的になっちゃってるからですね。最終学歴としては、大学卒がいいでしょう。中卒より大卒のほうがいいですよね。だからみんな受験を頑張って、いい大学にいけばそこそこ良い企業に入れます。だから大学に入ることが目的になっている、ということですね。

大学に入ることが目的である以上、一部を除き学生時代は

「いい友達をつくる」

「サークルに熱中する」

「アルバイトを存分にする」

「コンパ、飲み会に参加する」

「旅行する」

など、勉強と関係のないことに多大な時間を使うことが「普通」という認識が確立されてしまっています。

 

「大学」の存在意義をどのように捉えるか、ですよね。

勉強するための場所と捉えるか、

勉強に関係ないことに多大な時間を使う場所と捉えるか。

 

前者の場合、「日本の大学は十分な価値がない」と思うし、

後者の場合、「日本の大学は非常に勝ちがある」と思うでしょう。

 

不動産の価格は、一般に、 
(1)その不動産に対してわれわれが認める効用 
(2)その不動産の相対的稀少性 
(3)その不動産に対する有効需要 

これらの相関結合・・・ってやつですね。

大学に行くことで嬉しいかもしれませんが、世の中には大学生がたくさんいて、そんな大学生に対する有効需要・・・それがないなら、大学に行く価値はないのかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

If you were to start your education all over again, would you do anything differently?
あなたの教育を最初からやり直すとすれば、何か違うことをしますか。

最初からやり直すなら、そりゃ情報科学研究科とかに進むでしょうねー。城山はドドドドドドドド文系だったので。。。 
 

おわりに

Colleges are places where pebbles are polished and diamonds are dimmed. — Robert Green Ingersoll. What do you think Ingersoll meant by this?

大学とは小石が磨かれ、ダイヤモンドがくすむ場所だ。(ロバート・グリーン・インガーソル)インガーソルのこの言葉はどういう意味だと思いますか。

 
これも、自分を小石と思えば大学はいい場所だなと思うし、自分をダイヤモンドだと思えば大学は行く必要のない場所だな、と思いますよね。
 
さて、あなたはどっちでしょう。