不動産鑑定士のブログ 〜坂の上の雲〜

更新頻度が比較的高い不動産鑑定士のブログです。ためになる情報を発信していきます(たまに下ネタも。)。

不動産鑑定士はAM会社で役立つのか

こんにちは、城山です。

 

 

はじめに

東京五輪のボランティアの愛称4案が

発表されましたね。

次の4案です。

フィールドキャスト/シティキャスト

ゲームズアンカー/シティアンカー

ゲームズフォース/シティフォース

シャイニングブルー/シャイニングブルー・トウキョウ

 

東京2020大会のボランティア「ネーミング」をみんなで決めます。|東京2020大会ボランティア https://tokyo2020.org/jp/special/volunteer/news/notice/20181211-01.html

 

キャスト・・・

キャバクラですか?

 

フォース・・・

May the force be with you

とかぶつぶついいながら

セクトラ(セックストライの略。女性をセックスに誘うこと。)

をしたことを思い出しました。

 

あ、スターウォーズですよ。

 

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May the force be with you.

 

シャイニングブルー・・・


シャイニングウィザード

 

プロレスとサムライブルーを組み合わせたような名前ですね。

しかしいつから日本のカントリーカラーが

ブルーになったのでしょうか。

 

さて、前回の続きです。

 

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不動産鑑定士は不動産ファンドに必要か

AM会社の人と話していてい思うこと

AM会社に一人も不動産鑑定士がいないことって、

ざらにあると思うんですよ。

 

それは、ファンドには不動産鑑定士

どうしても必要というわけではないから、

ではないでしょうか。

 

必要ない、と言っているわけではありません。

そりゃ、いてくれたほうがいいに

決まっています。

マストではない、

ということです。

 

■AM会社での「価格」査定

不動産鑑定士じゃなくても、

事例はいくらでも収集できるので

誰でも取引事例比較法が使えます。

むしろ不動産鑑定士よりも

ITスキルがある人のほうが、

取引事例比較法が得意なのではないでしょうか。

 

直接還元法だって、

純収益の計算はエクセルがやってくれるし、

還元利回りも、

不動研さんあたりが開示している

エリア別の還元利回りを適用すれば、

収益価格をはじき出すことができます。

 

また、DCF法も、

そもそもが会社の価値を算定する方法なので、

不動産鑑定士しか使えない手法というわけではありません。

 

ロジスティクス系AM会社に転職した不動産鑑定士

鑑定士事務所からAM会社に転職した人を

何人も知っています。

 

倉庫、ロジスティクス系に行った人は、

結構楽しそうに仕事をしています。

でも、倉庫です。

 

施設の大きさとか、多少の違いはあれど、

でもだいたいは同じです。

 

倉庫に関する鑑定理論って、

なかったですよね笑

ちょっと思いつきません。

 

■商社系のAM会社に転職した不動産鑑定士

基本的に書類作成 を担当している、

とのことでした。

 

一番楽しそうな、

出張に行って、

物件を見て、価格査定して、

売主と売買交渉して、、、

とかの美味しいところは、

親会社から出向してきた人、

またはキャリアが長い人がやり、

 

事務作業などの地味な作業は、

転職してきた人がやる。

 

まあ当たり前っちゃ当たり前ですけどね。

 

資格を持たずに転職してきた人と、

鑑定士で転職してきた人と、

やることは同じです。

 

せっかく資格を持っているのに、

そのフェーズでは活かすことができません。

 

■でもたまにすごい不動産鑑定士もいる

吉村さんは、

儲かってそうな雰囲気でした。

株式会社 吉村総合計画鑑定 – 不動産鑑定業務を中心とした業務を行っています http://www.yoshimura-pa.co.jp/

 

オフィスも帝国ホテルにありますし、

なんだか高そうなバッグを持っていましたね笑

 

どんなお仕事をされているか、

詳しくは知らないのですが、

コンサルティング

なんですかね。

 

■不動研のすごい人

あともうひとり、

これは不動研にお勤めの方なので

お名前は伏せますが、

 

仕事は早い、

コミュ力があり、

プレゼン能力に優れ、

研究所内でも一目置かれ、

おそらく業界でも有名な人がいます。

 

そういう人は、

AM会社に来ても、

活躍されるんだろうなと思います。

 

■そこのAM行きたい鑑定士さん

「AM会社に行きたい」という不動産鑑定士向けに書きます。

 

不動産鑑定士なら、

不動産を取り扱う人間として、

「価額」査定をするだけでなく、

「価格」査定をして売買をしたくなる気持ちは

大変良くわかります。

 

そのほうが楽しいし、

儲かりますからね。

利益が出ると、

お給料に反映されて、

かなり高いお給料をもらうことができます。

 

だからAMに行きたい、

そう思う人はたくさんいると思います。

 

鑑定評価書を書いている方が楽しい、

という人ももちろんいるでしょう。

評価書を書いて、

人の役にたつ、

それももちろん素晴らしいことだと思います。

研究者的な基質をお持ちの方も

いらっしゃるでしょう。

 

ある不動産鑑定士さんが言ってました。

「わたし、学歴がクソなんです。

 Fランなんです。

 だから不動産鑑定士になって、

 一発逆転を狙おうと思ったんです。」

 

ほう、なるほど。

リアルですね。

聞いたのは3,4年前ですが、

本音っぽかったから、

いまでも覚えています。

 

そういう考えもありますね。

不動産鑑定士は学歴不問ですからね。

 

学歴がFランだから、

ブラック不動産会社にしか就職できなかった。

宅建を取らされて、

そのときに不動産鑑定士という資格があることを知った。

なんだか難しそうだが、これを取れば、

このブラック企業から脱出できるかも!

不動産鑑定士で独立は難しいかもだけど、

不動産鑑定士という資格で学歴をカバーして、

少しでも給料がいいAM会社へ!

 

というスキームは理解できます。

 

確かに、

学歴がFランだと、

Aランク学歴に比較して、

高収入を得られる機会は少ないのかも

しれません。

 

まあでもそれは日本が学歴社会なので

仕方ありません。

Fランの人が遊んでいるときに、

Aランク卒の人たちは

勉強していたはずですからね。

その努力は認めざるを得ません。

 

親の財力とかも関係あるかもしれませんが、

その話を始めると終わらなくなります。

 

■おわりに

たまには厳しい意見をと思って

すこしキツイ内容になってしまいましたね。

 

 

なにかの参考になればいいなと思います。

 

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