こんにちは、城山です。
続きです。
異動
勉強3年目、会社の人事異動で、営業から不動産ファンドの財務部門へ異動となりました。
普通の企業って、だいたい3年に1回異動するじゃないですか。
鑑定士の勉強してます、
投資とかに興味があります、
鑑定士の一次試験合格してます、
営業でも結果を出しました、
だから、投資系の部署に行きたいです、
できればファンドとかかっこいいし、
デキる人が集まってそうだから、
そういう方向に行かせてください、
って言ってたのに、
ファンドには行けたけど、、
財務?
財務諸表とか全然わかんないんですけど。。
ってこの時点で会計学やっておきながら「全然わかんない」っていうのもやばいですけどね。
一応、経済小説とかが好きで、
「金融腐蝕列島」をはじめとした高杉良の経済小説は読んでいましたが、
あくまで小説。
約1,500億円のファイナンス
いい思い出ですが、
ファイナンス担当として
約1,500億円の借入金を担当してました。
3メガ2信託DBJが当時の合言葉で、
三菱東京UFJ銀行(当時)
住友信託銀行(当時)
これらの金融機関をベースに、
ゴールドマンサックス証券
の人たちと仕事をしていました。
そうそうたるメンバーですわ。
TIBOR
Swap、Bloombergのトータンキャピタルの◯年もののスワップレート
Reuter〇〇ページの午前9:45に表示される〇年もののスワップレート
スプレッドは〇〇ベーシスポイント
スプレッドのタイト化ワイド化、
この世界、異次元でしたね。
鑑定士で、
ファイナンスとかエクイティに詳しい人、
それほど多くないのではないでしょうか。
てか、多くないです。
なので、すごくいい経験になりました。
進まぬ勉強
ただし、、、
鑑定理論の暗記は進まず、
教養科目の基礎知識も備わらず(そりゃそうだやってないんだから笑)、
そんな中、財務の知識が全くない私が財務部門へ異動となり、
新たな業務に携わりつつ業務上必要な知識の習得等も抱え、ますます合格が遠のいていくように思えました。
(会計学対策にあたってはすごくいい経験になりましたが、そう思えるようになったのはもう少しあとです。)
東日本大震災
さらに、
あの大震災が発生し、
気分的にも勉強に集中できない毎日でした。
まあ地震があろうが何があろうが、しっかり覚悟キメてたら、ブレずに勉強してたと思うんですよ。
覚悟が足りなかったですね。
不合格へ
そして最後の夏、3年目はTACの通信講座を受講していましたが、
答練は解答を読むだけで、全国模試も大惨敗。
論文なんてまったく書けませんでした。
辛すぎて、
後悔して、
ほとんど記憶がありません。
凹みすぎて泣いたこともあります。
全部自分が悪いんですけどね。
「なんとなく理解してりゃ、書けるでしょー」
と思いましたが、
まったく歯が立たない、
圧倒的敗北、
高すぎる壁、
合格までのとんでもない距離感、
絶望・・・・
インプットがないと、アウトプットもできません!
逆転を狙って7月は精一杯頑張りましたが、まじで無駄なあがきでした。
本試験は完全なる完敗。
不合格で、短答式試験の免除期間も終了しました。
この時2x歳、勉強をやめてしまおうと思ったこともありました
(当時は超マジメというか、マジメ過ぎました笑)。
でも鑑定士の合格者平均年齢、知ってます?
つづく。