不動産鑑定士のブログ 〜坂の上の雲〜

更新頻度が比較的高い不動産鑑定士のブログです。ためになる情報を発信していきます(たまに下ネタも。)。

【第336回】新年度開幕、緊急事態。どんな自分でありたいか?

こんにちは、城山です

 

はじめに

いよいよ緊急事態宣言が明日明後日に迫ってきました。

なんとなくこの空気、311直後に似ています。

当時の311は東日本に限定した問題だったので、海外にでも逃げてしまえば楽になりますが、このコロナウイルスというやつは世界全体が危機に瀕しているので、どこにも逃げられません、どこにもいけません。

 

西暦を使っておきながら笑、日本では4月は始まりの月です。新入社員、新入生、新学期、新年度、、、日本人も4月に新しいことを始めるなんてなかなかセンスいいなあと思います。

 

なので、思い出話でもしようかと思います。

 

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どんな自分でありたいか。

 恐れのゾーン

暗い空気の中で勉強を続ける、これはなかなかつらいです。でもその中で頑張った人がいたから城山は不合格だったわけですが、まぁつらい。

311のときは特にトイレットペーパーの買いだめとかもありました。というのも物流がズタズタだったため、買いだめするしかなかった。

当時はいまほどSNSが盛んではなく、といっても結構盛んになりつつあった時期で、テレビは恐れや怒りなどを垂れ流し続けてましました。

不景気だったので給料もあまり上がらず、派遣切りや、人員不足でブラック企業っぽいところも結構あったんじゃないかな。

城山の成績も思ったように伸びず(まぁそこまで本気でやっていたかと言うとそうでもないのでまあ仕方がないかな。)、自分への怒りというか、将来合格するのか恐れていましたね。

  

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学びのゾーン

311は事件後しばらく原発事故の問題もあり沈静化までかなり時間がかかりましたが、それでもしばらくすると「原発事故とか関係ないし(不謹慎)!」とか、それよりも前向きになれること(趣味とか勉強とかね。)に取り組み始めました。311があった年の8月に論文試験を受けました(普通に不合格)でしたが、勉強自体は結構集中して取り組みました。不合格だし模試も結果は悪かったですけどね。。。 

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それから、自分の状況を理解して、これやんなきゃ、あれやんなきゃ、、みたいな感じで計画を立てていきました。当時、かなり情報は少なかったですが、合格者がどんな風に勉強していたのか情報を集めたり、勉強して合格した人は全員がめちゃがんばってたんだな・・・とか、そういうことに気づく余裕が出てきました。

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成長のゾーン

そんなこんなで不合格から約半年強後に短答をまた受験して合格して、その次の本試験に向かってコツコツと始めたものです。

正直、他人のことを考えるような余裕もなかったですし、自分がどうやって合格するかしか考えていなかったです。自分のことしか考えていなかったですが、それは今を必死に生き、どんな将来にしていきたいか、ということは必死で考えていました。

そうやって必死で勉強している自分を周りはたいそう評価してくれました。色んな人から励ましのLineやメールをもらいました。それはとてもうれしかったですね。それについては感謝の気持しかありません!

「鑑定士に合格したらあんなことしよう、こんなことしよう、あんなところに行こう、転職しよう、恋愛しよう、etc」てな感じで、幸福な感情を保ち希望を広めました。毎回受講してきた答練も、次第に難易度が上がってきて、追い込みの時期は気分のアップダウンもありました。そういった気分の変化に対応するために、強い気持ちを持ったり、勉強する環境を変えてみたり、適応するための道も探しました。

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心の静けさをキープしたり、ここが追い込みどきだと耐えたり、毎日の蓄積が創造性を発揮します。小さいことを積み重ねるのが、とんでもないところへ行くただひとつの道です。

 

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おわりに

この写真は、COVID-19の今を問うていますが、これって別に普段から何か目標がある人なら当然やっていてもおかしくないことだな、と思いました。

特に不動産鑑定士を志した人たちなら、何をいまさら、、かもしれませんが、こういうときこそ、不況のときこそ、不動産鑑定士のような固い士業が生き残っていく、重宝される、応募者が増える時期なのかもしれません。

いままでは「脱社畜」とか「フリーランス」がもてはやされました。それは好景気だったからじゃないかなと思います。これからはそういった方面からこちらのような、真面目にコツコツ勉強してキャリアを築いてきた我々が再評価されるときかもしれません。

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どういう自分でありたいか

いまはまず、正しく恐れて、正しく備えましょう。

ことしの受験生はチャンスです、頑張ってください。