不動産鑑定士のブログ 〜坂の上の雲〜

更新頻度が比較的高い不動産鑑定士のブログです。ためになる情報を発信していきます(たまに下ネタも。)。

【第330回】「1年延期」と言われて素直に従えるか。

こんにちは、城山です。

 

はじめに

世界中で新型コロナウイルスの感染拡大が広がり、東京も日本で一番感染者が多い都市になってしまいました。

 

そして、東京オリンピック2020は1年程度延期となりました。

 

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1年程度延期を表明した安倍首相

 

東京五輪・パラ 1年程度延期を合意 安倍首相とIOC会長 | NHKニュース https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200324/k10012348191000.html

 

今後は確実に不動産にも影響が出ますね。

 

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1年程度の延期って結構でかいぜ…

東京五輪が「「1年程度延期し、遅くとも2021年夏までに開催すること。年内開催は不可能」との認識で一致した。」らしいです。

 

安倍首相が「選手のコンディションと観客の安全確保を目的に、1年程度の延期を軸とした検討」

 

今後の調整等、相当大変なのはなんとなく理解しています。でも、この2020に4年かけて最高のコンディションに持ってきている人もいるわけです。4年間、相当つらい毎日を過ごしてきたはずです。それもこれも、2020で最高の成績と結果を残すためですね。

 

さて、不動産鑑定士試験はどうでしょうか。五輪は4年に1度ですが、鑑定士試験は毎年開催されます。

それでも!「今年の試験は1年程度延期。」と言われたらどう思います?

このつらかった1年を振り返り、「今年の試験はなし、来年受験してね。」と言われて、はいそうですかと納得できるかと聞かれれば、私は無理ですね。

いやーこの1年いろんなことを諦め、色んなものを置き去りにしてやってきたのに、1年延期と言われたらそりゃー、気落ちします。

またあの1年を継続するのか・・・と思うと震える思いです。

普通に落ちた人ですら、試験まであと4ヶ月というときに、「今年は絶対!」と思っていた人もいるでしょう。

 

まして五輪は4年に1回です。

1年延期となると、伸び盛りの若手の台頭があるかもしれません。そうすると、代表選手は追い抜かれてしまうかもしれない。

1年延期となると、2020に合わせて調整を重ねてきた引退間近の選手は、この1年でパフォーマンスが大きくダウンしてしまう可能性だってあります。

1年間体調を維持し続けるのは大変です。ストレスも相当なものでしょう。

 

安倍首相も簡単に「1年延期」と言っているつもりはないでしょうけども、そう簡単に言うなよ~と言いたいでしょう。

決まっちゃったことはしょうがないですが、ふと、鑑定士試験に置き換えて考えると、選手はめちゃくちゃ大変だろうなぁ、、、と思います。

 

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私が不合格だったときは東日本大震災があって、当時の雰囲気とまったく同じではないですが、なんとなく当時の雰囲気と似てきているかも・・・なんて思います。

 

1年延期が不動産に与える影響

これはまだはっきりとはわかりませんね。

わかりませんけど、先日公表された地価公示は、新コロの影響を反映していないのであまり当てにならず、来年になったらまた鑑定士のみなさんが書き換えることでしょう。

weworkは彼らの魅力であるコーヒーやビール飲み放題を中止しています。この前行きましたが、人がいません。

オフィスについて、賃料値下げ要望はまだありませんが、ほとんどのオフィスでリモートワークや在宅勤務が進んでおり、現時点まで空室率は低く、賃料もなだらかな右肩上がりが続いていましたが、ここらで転換を迎えるかもしれません。

商業施設は確実に格差が広がっています。特に飲食、飲食で常連顧客がいるお店は変わらず繁盛するでしょうけど、ワタミとかやっすい居酒屋に行く人は減るでしょうね。

一般的に家賃が払えなくなるテナントが多く、稼働は一気に下がるでしょう。その日ぐらし、自転車操業状態のテナントが多いはずです。沖縄はインバウンド目当てで商業施設を展開している人が多いので、一気にリセッション入の可能性が高いです。

ホテルは壊滅的ですね。そりゃそうですね、インバウンド目当てで安いホテルをばんばん作って、インバウンドが来なくなったんですから仕方ない。五輪前の稼働が最高潮にいいときにホテルを売却して手仕舞いしようとした人たちは大変です。買い手がいない、売れない、儲からない。どうするのでしょうか。

 

最後に個人です。最近不動産投資を始める個人が多いなーと思っていました。それも微笑ましいと思っていました。今後は大変ではないでしょうか。景気が少し冷え込むかもしれませんが、経済が冷え込むと給料が下がります。下がるということは平均が下がるということでもあり、一部では給料がもらえない人もいるでしょう。そういう人がどこに家を借りていたか、信用が低い人がどこで家を借りていたか。個人の不動産投資家がボロ戸建てをリニューアルして貸していたのです。ジモティとかで人を集めて、刑務所から出てきたばかりの人とか、失業中の人とか、生活保護の人に貸していたのです。そういう人が家賃を払えなくなると、個人投資家はボロ戸建てを買うためのローンに対する金利が払えなくなります。住むところもなくなった信用が低い人と、ローン負担できなくなった個人投資家が発生します。ローンも焦げ付き金融機関も痛みます。

ちょっと最近は個人投資家に優しすぎたのかもしれません。

 

おわりに

今日は珍しく筆が進みました。

ではまたあした?笑